社会福祉法人ひらく会は、「障害があっても地域の中で普通に暮らし続けることができる地域社会をつくること」をめざして、平成6年4月に任意の福祉団体として発足し、川口市で初めての障害者生活ホーム「慈林荘」を開設したことに始まります。
その後もグループホームのみならず、働く場として「障害者地域デイケア施設みんと」を平成12年に開設するなど地域の福祉資源としての役割を担ってきました。
平成18年の障害者自立支援法の施行を契機として、平成21年1月26日に「特定非営利活動法人 障害者の地域生活をひらく会」を設立し、平成21年4月1日から「みんと」を「就労継続支援B型事業所(定員20名)」に、平成21年11月1日から「生活ホーム」を「共同生活介護事業所(ケアホーム)」に移行しました。
その後も、市内の障害児者福祉状況に応じて、平成22年1月にみんとの分場として「就労移行支援事業所 えいる(定員12名)」、平成22年3月に「児童デイサービス事業所 そだち園(定員10名)」を開設したほか、新規にケアホームを4ヶ所開設しました。
平成28年4月には、社会福祉法人認可を取得し、「社会福祉法人 ひらく会」としてグル-プホーム10か所(定員61名)、多機能型事業所みんと(定員54名)、児童発達支援事業所そだち園(定員10名)の運営を行ない、利用児者数は125名、職員も71名を数えるに至っています。このほか、平成25年から川口市指定特定相談支援事業所じりん の運営にあたっています。
また、障害福祉サービス事業以外に、余暇活動支援や一時利用・レスパイトなどの家族支援、市民の障害者に対する理解を深めていただくための広報・啓発活動や交流事業などを実施し、地域における障害者の生活の場・働く場・社会活動の機会の充実に努めているところです。
社会福祉法人ひらく会は設立以来、障害者の地域生活支援を活動の核とする福祉団体として、第一に「障害当事者本位」、第二に「障害者を支える職員を大切に」、第三に「地域に貢献する福祉団体としての役割を果たす」ことを基本としております。
今後も更に事業経営の透明性を確保しつつ、この基本方針に沿った法人経営を推進してまいる所存です。
障害当事者の立場に立ち、一人一人の主体性を尊重した支援を基本としています。障害福祉サービス事業の実施にあたっては、それぞれの事業の目的に沿った『利用者本位のサービス』の確保、充実に努めます。
福祉事業に従事する職員・スタッフが、専門職として安定して勤務できるように勤務条件を整えるとともに、その資質の向上を図るため職員のキャリアアップ制度の活用をはじめ研修機会の確保、資格取得など積極的に支援します。
社会福祉事業の担い手として社会的責任を自覚し、実施事業を将来にわたり健全かつ確実に実施するとともに、地域の福祉課題の解決に貢献できる福祉団体としてその役割を担えるよう努めます。
「平成22年以後の4年間においても、川口市の要請に基づき市内に不足する障害福祉サービスの提供体制整備に取り組んでまいりました。
従来の生活介護事業20名、就労継続支援B型事業10名、グループホーム6カ所37名の合計67名に加えて、就労移行支援事業12名、就労継続支援B型事業の定員増5名、児童発達支援事業10名、吉岡、はえまつ、神根、峯の4ホーム開設で24名、合計51名の定員増を図りました。」
社会福祉法人ひらく会は、発足以来、会独自の事業として、地域で暮らす障害者やその家族のための一時利用などの地域生活支援事業をはじめ、障害者に対する理解を深めていただくための広報・啓発活動や地域交流事業などにも取り組んできました。
身近な地域の福祉資源として、緊急時の受け入れだけでなく、家庭を離れての共同生活体験や特別支援学校生徒の体験実習など地域の多様なニーズに応えています。
平成6年4月 | 福祉団体「障害者の地域生活をひらく会(通称:ひらく会)」設立 生活ホーム「慈林荘」開設 |
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平成6年11月 | 生活ホーム「道合荘」開設 |
平成7年11月 | 生活ホーム「飯塚荘」開設 |
平成10年1月 | 生活ホーム「戸塚荘」開設 |
平成10年12月 | 生活ホーム「三ツ和荘」開設 |
平成12年4月 | 地域デイケア施設「本町ワークセンターみんと」開設 |
平成15年4月 | 生活ホーム「あづま荘」開設 |
平成21年1月 | ひらく会を「特定非営利活動法人」とする |
平成21年4月 | 「みんと」を就労継続支援B型事業所へ移行 |
平成21年11月 | 生活ホーム6カ所を「共同生活援助事業所」(ケアホーム)へ移行 |
平成22年1月 | 就労移行支援事業所「えいる」開設 |
平成22年4月 | 児童デイサービス事業所「そだち園」開設 |
平成22年11月 | ケアホーム「吉岡荘」開設 |
平成23年4月 | ケアホーム「はえまつ荘」開設 |
平成24年4月 | 「そだち園」を児童発達支援事業所「そだち園」へ移行 |
平成25年4月 | ケアホーム「峯荘」、ケアホーム「神根荘」開設 三ツ和荘」を廃止し、ケアホーム「赤井荘」を開設し移転 |
平成25年10月 | 川口市指定特定相談支援事業所「じりん」開設 |
平成26年4月 | 「みんと」を生活介護事業所へ移行 「えいる」を多機能型事業所(就労継続支援B型事業・就労移行支援事業)へ移行 障害者総合支援法の施行後、ケアホームからグループホームへ一元化 |
平成27年10月 | 道合荘」を廃止し、グループホーム「木曽呂荘」開設し移転 |
平成29年3月 | 「社会福祉法人ひらく会」の認可取得 |
平成29年4月 | 「特定非営利活動法人障害者の地域生活をひらく会」運営していた全ての事業を「社会福祉法人ひらく会」に変更 多機能事業所「みんと (生活介護事業・就労継続支援B型事業・就労移行支援事業) 」開設 (従来の「みんと」と「えいる」を廃止し統合移転) |
平成30年2月 | 「特定非営利活動法人障害者の地域生活をひらく会」清算結了 |
平成30年9月 | グループホーム「飯塚荘」を新たな場所に移転 |
平成30年10月 | 併設型短期入所ステイホームいいづか(いいづか・かみね)事業開始 |
平成31年3月 | 「みんと」就労移行支援事業の閉鎖 |
平成31年4月 | 川口市福祉避難所の協定の締結(福祉避難所・みんと) |
令和2年2月 | 併設型短期入所「ステイホームかみね」の閉鎖 |
令和2年9月 | 法人事務局を「みんと」に移設稼働 |